萬寿福は天下の景勝箱根の入口湯本温泉の中心を流れる早川の渓流にそって交通の便よく夏涼しく冬暖かく「サービスをモットーとした温泉旅館」
案内パンフレットより
ご新婚のご旅行に、グループ旅行、附近のご散策!箱根ご探勝の基点として是非ご利用下さい。
最終入湯日:2021年3月3日
毎年3月恒例のバースデイ特別休(誕生月に休みが一日余分にもらえる&その日に使った金額のうち上限1万円まで会社がもってくれる)。今年はどこにも行かないつもりだったけど、休みの前日になって急遽、お彼岸のお墓参りを前倒しして空いてるうちに行ってしまって、ついでに箱根で1万円使って来よう!と決定。
まずは食事を検索。美味しそうなカレー屋さん(箱根かれーcocoro)を見つけ、周辺をストリートビューで散歩していた時にものすご~く素敵な建物を見つけ、その外観にひと目惚れして絶対に行きたい!と思った宿。
ネットで調べると入浴だけでも受け付けてくれているようなので、おじゃましてきました。
湯本駅近くのコインパーキング(観光地価格30分500円)に停めて湯場滝通りを歩き、湯本橋を渡った真正面の存在感抜群の建物が萬寿福旅館。一旦通り過ぎてまずは食事、食べ終わって辺りを散策しながら宿まで戻る。
「こんにちは~」と声をかけるとすぐに女将さんが出てこられ、車を停め直そうと思って駐車場の場所を聞いたら「車で来てもらったら案内する」との事。急いで駐車場まで戻って今度は車で宿まで。
宿の前でずっと待ってて下さった女将さん、湯本橋を渡り終わったあたりでこちらに気づいてくれて、走って先導していただいて少々恐縮。
受付を済ませてまずはお風呂。
館内はお風呂上がりにゆっくりと見せていただこうと思っていたのだが、お風呂から出てすぐに女将さんと会話になり、20~30分の間にものすごい勢いで宿の歴史やら館内の説明やらして下さって、館内の写真を撮らせてもらうタイミングをつかめないまま退館。よって館内写真はほとんどありません。
聞いたお話も正直半分くらいは覚えてないかも(汗)
聞いた話の内容は・・・
昭和初期に開業、間もなく火事で燃えてしまった。棟梁クラスの宮大工が集結して腕を競い合うようにして再建。大借金をしての再建だったが大繁盛していたようで、ほどなく返済。
階段など、館内で使われている木材や施工方法の話。
建物の所々が千と千尋の神隠しの油屋の参考にされている。ジブリの中の人に聞いたから間違いない。
持っている(持っていた?)土地の範囲の話。
泊りで旅行に出かけていたのに、浴室内で加水用に利用している天然水の検査が急に入り、泊まる前に帰って来ないといけなくなった話。
などなど。
記憶してるのはこれくらい。
貸切風呂は制限時間40分。
10分前になると、女将さんが声をかけてくれる。
貸切風呂「末広の湯」
扇形の湯船が印象的。
「熱すぎたのでお湯を少し抜いておきました」と案内された。お湯を抜いて加水して冷ましておいた、という意味だったのかな??
撹拌前の上の熱い層が44℃、撹拌後は適温の41℃。
浴槽内に湯口が2箇所。
ひとつは溶岩のような岩の下にある穴。ここからは60℃の熱い源泉が出ていて、手を近づけると熱を感じる程度。投入量はそんなに多くはないようでした。
もうひとつの湯口からは絶えずポコポコとかわいらしい泡が。ここからは30℃の源泉が投入されています。手をかざすとはっきりと水の流れを感じられ、熱い方の湯口よりも投入量は多いようです。
浴室内は壁・天井・浴槽内部も含めて全面タイル貼り。
壁面下部には海底で海藻や珊瑚の中で魚が泳ぐ可愛らしいタイルアート、上部には白と青のモザイク柄で、全体的に海の中にいるイメージ。
天井は天窓付き、白いタイルの中にぽちぽちと青いタイルが散りばめられ、海中から見上げた空のイメージ。
もう一つ印象に残ったのが、入り口の戸から浴室内にかかっている赤い欄干の橋。
セルフ加水用のホースあり。水道水ではなく湧き水を引いている。
「末広の湯」以外にもあと2つ貸切風呂があるようだけど、前述の通り、あまりゆっくり館内を見れなかったので未確認。
丸窓や玄関の足元の穴なんかが「千と千尋の神隠し」の参考にされているそう。
モデルになった場所と言えば、積善館、金具屋、九份などをよく聞きますが
施設情報(2021年3月現在)
住 所 | 神奈川県足柄下郡箱根町湯本638 |
電 話 | 0460-85-5368 |
営業時間 | 緊急事態宣言中 日帰り入浴・休憩は11:00~20:00 夕食プラン・宿泊は停止 |
定 休 日 | 不定休 |
形 態 | 旅館 |
浴 槽 | 貸切風呂3 |
備 品 等 | カラン・シャワーなし / 固形石鹸・ボディーソープ・シャンプーあり ドライヤーなし / 体重計 |
料 金 | 1浴室料金(40分) 1名:1,650円 2名:1,450円×2=2,900円 3名:1,350円×3=4,050円 4名:1,200円×4=4,800円 |
情 報 | ホームページ / 地図 / 天気予報 |
源泉情報(2021年3月現在)
源 泉 名 | 湯本温泉(台帳番号 湯本 第7,9,41,79号混合) |
泉 質 | アルカリ性単純温泉(アルカリ性 低張性 高温泉) |
泉 温 | 48.8℃ 使用位置41~43℃ |
湧 出 量 | ※記載なし |
pH | 8.6 |
ラドン含有量 | ※記載なし |
陽イオン成分 | リチウムイオン 0.03 mg ナトリウムイオン 207. mg カリウムイオン 2.90 mg アンモニウムイオン 0.00 mg マグネシウムイオン 0.19 mg カルシウムイオン 21.5 mg ストロンチウムイオン 0.03 mg アルミニウムイオン 0.02 mg マンガンイオン 0.00 mg 鉄(Ⅱ)イオン 0.00 mg 亜鉛イオン 0.00 mg |
陰イオン成分 | フッ化物イオン 0.41 mg 塩化物イオン 250. mg 臭化物イオン 0.60 mg 硫酸イオン 95.8 mg 硝酸イオン 0.89 mg 炭酸水素イオン 45.7 mg 炭酸イオン 1.37 mg メタケイ酸イオン 5.48 mg メタホウ酸イオン 2.27 mg |
遊離成分 | メタケイ酸 69.5 mg メタホウ酸 9.27 mg 遊離二酸化炭素 0.19 mg |
成分総計 | 0.713 g/kg |
分析年月日 | 平成26年(2014年)12月11日 |
成分に影響を与える項目 | なし(セルフ加水) |
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