近殿神社

近殿神社 横須賀

DATA①

神社名近殿神社(ちかたじんじゃ)
祭神三浦義村公
社格等
創建不詳

DATA②

住所神奈川県横須賀市大矢部1-9-3
電話番号046-822-0403(諏訪大神社)
駐車場なし
アクセス徒歩
JR衣笠駅から30分(上り坂多し)
京急北久里浜駅から30分(ほぼ平地)
バス
JR衣笠駅から衣笠十字路まで徒歩5分+野3満昌寺前バス停下車徒歩3分
京急北久里浜駅から久14大矢部三丁目バス停下車徒歩5分
拝観料金志納
拝観時間24時間
ホームページなし

 
横須賀市大矢部に数多くある三浦一族ゆかりの地のひとつ。
この近殿神社は大矢部の総鎮守であり、三浦氏の最盛期の当主である鎌倉時代の武将・三浦義村(鎌倉殿の13人では山本耕史さんが演じている)を祀る神社です。

 

近殿神社
鳥居の外から全景
近殿神社
手水舎

 

近殿神社
左側の建物は社務所。人が常駐しているかは不明。
近殿神社
本殿前からの景色

 

近殿神社
【狛犬:吽形】
近殿神社
【狛犬:阿形】

 

近殿神社
【本殿】
社殿が造られたのは文化元年(1804年)以降とのこと。30cmくらいの三浦義村の木造をご神体として祀っている。

 

由緒

御祭神三浦駿河守義村は、三浦氏代々の頭領三浦為道―為継―義継―義明―義澄―義村―泰村と続く第六代の頭領であり、当社は源頼朝を助け衣笠城で討死したと伝えられる三浦大介義明の孫にあたる義村公を祀る大矢部の総鎮守であります。
明治6年6月には村社に列格し、創建は不詳でありますが、以前にはこの大矢部には近殿神社の他に、旧大矢部山下834番地に祭神速玉乃男命を祀る熊野社、旧大矢部山下722番地に天照大神を祀る皇大神社及び素戔鳴命(別名、牛頭天王)を祀る八雲神社とその境内社である木花之開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀る浅間神社及び金山彦命を祀る金刀比羅神社、更に旧大矢部猿子畑250番地に日本武尊命を祀る貴船神社、そして旧大矢部猿子畑239番地に八街比古命(やちまたひこのみこと)を祀る山頂神社と数々の神社がありましたが、大正2年(1913年)9月1日一村一社と云う国の指令で衣笠山の衣笠神社に合祀されてしまいました。しかし乍ら世界第二次大戦後に、衣笠山では遠隔不便なため、近殿神社と他の社を元の当境内地に遷宮し、昭和22年(1947年)10月28日に再建し、昭和24年(1949年)2月10日宗教法人近殿神社の設立登記届を出し、民主的運営のもと大矢部の氏子の方々により運営されています。社殿は明治11年(1878年)に木造茅葺の社殿を再建しましたが、老朽化して去る昭和51年(1976年)8月22日に改築造営して今日に至っております。

平成14年(2002年)9月

現地案内看板より  ※※※ 漢数字の表記をアラビア数字に変換しています ※※※

 

由緒に書かれている、近殿神社境内に合祀された神社。8つの小さな石宮が並ぶ。
どれがどれかは分かりませんが、案内板には「石宮の図」として
皇大神社 熊野社 貴船神社 山頂神社
近殿神社の境内社 浅間神社 八雲神社 金刀比羅神社
という順番で書かれています。

近殿神社
本殿に向かって左側に並ぶ石宮。
近殿神社
本殿に向かって右側に並ぶ石宮。

 

近殿神社
三浦氏の家紋が入った石宮。
本殿前や石宮前の灯籠にも三浦氏の家紋が入っていた。
近殿神社
文字?の刻まれた石。

 

三浦義村を祀る神社は、横須賀市内には他にも鴨居に近戸神社、根岸町に千片神社がかつてはあったそうです(千片神社は現在根岸町内会館裏に神社跡の鳥居の一部が残っている)。
近殿(ちかた)、近戸(ちかど)、千片(ちかた)。
“文字こそ違うが「ちかどの」「ちかた」「ちかど」というのは義村を指すようである”(横須賀市ホームページ「三浦一族の史跡道」より)

 


 

大矢部周辺のお寺に設置されている文化庁の案内板。
スマホでQRを読み取ってサイトを開き、案内板右上の花の絵にスマホのカメラを向けると、画面上にちっちゃい三浦義村さんが現れて色々と説明してくれますよ。

近殿神社
案内板
近殿神社
AR三浦義村による三浦一族の紹介

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました