最終入湯日:2008年5月22日
~旧ブログより「神奈川お出かけ記~その⑨【恐るべし、葉山の温泉!!編】」の記事を転載~
2016年3月29日(火)をもって閉館しました
箱根から横須賀までの帰り道。
事前調査により、どうしても行ってみたい温泉を発見していたのでした。
海あり、山あり、マリンリゾート、別荘地、そして御用邸・・・
個人的には「高級」イメージがあった葉山町。そんな葉山町に【神奈川一の秘湯】がある!!
という情報を得て、乗り込んできました。
たどり着くまでの道がまたすごかったー!
まずは、どう見ても普通の民家な「魚のハクセイ館」(休館中)が怪しさを演出。
普通に行けば、明らかにこっちは違うだろうと思われる方ばかりに曲がり、、、
途中出合った原付に乗った地元のおじさんにも「そっち行っても何にもないよ~」と言われながらも地図を信じて進みました。
最後の坂は、完全1車線幅の、轍のかなり深い未舗装路。旅用にレンタルした義母様の新車に傷をつけることのないように慎重に慎重に登っていき、ようやくたどり着いたのでした~ ()´д`()ゲッソリ
事前調査により、普通に行けば絶対に迷ってたどり着けないという情報を得ていたので、行き方をプリントアウトして持って来ていたのでした。
こちら、星山温泉 稲龍神山スポーツランドです。スポーツランド…昔はアスレチックやバーベキュー施設などを完備した、ちゃんとしたスポーツランドだったんだそうな。それらの施設は撤去され、今ではこの通り、バラックの寄せ集めのような場所…正直、とうの昔に鄙びは通り過ぎた感じです。。。
車を停めてドアを開けるやいなや、すぐそばの何やら色んなものが積み重ねてあるものの中から電子音が聞こえてくる。するとすぐにここのご主人と思しき方が近づいてくるので、お客が来た時用にセンサーでも付いているのかと思いきや・・・
「はい、もしもし~」
まさかあそこが電話ボックスだとは!?∑(;O_O)Shock!!
入れ違いになった、お風呂上りでさっぱりの様子の常連風のおばちゃんには、妙な野菜だか葉っぱだかを100円とか150円で売りつけられそうになるし、、、
いや~初っ端から度胆を抜かれましたわい(||| ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄;)
さて、電話を終えたご主人に話しかけ、湯小屋まで案内してもらいました。
物腰のやわらかい、人のよさそうなご主人。
「綺麗じゃないし、実際に見てもらってから入るかどうか決めてもらってるんですよ~」と、申し訳なさそうに説明してくださいました。
こちらが案内された湯小屋。
貸切制のため「入浴中」の札を掲げて中に入ります。
入口の扉は、フルパワーで引かないと開け閉めができません。
脱衣場はかなり狭いですね。超レトロな扇風機と、煤けてよく見えない鏡。
脱衣かごは綺麗で助かりました。
浴槽には蓋がしてありました。開けると、微かに硫黄臭のする、ほんの少~し黄緑色がかった熱いお湯が。とても熱くて入れないので、蛇口から出る鉱泉をドバドバ出してうめながら掛け流して浸かりました。湯を沸かす熱源はご主人が焚く薪。
浸かってビックリ!!もんのすご~いヌルヌル感なんですよ!!
こちら(島根)の代表的なヌルスベ泉、斐乃上・美又なんかの比じゃないくらいのヌルヌル感。
今回の神奈川旅行でここまでの湯に出会えるとは!!
噂通りのすばらしい極上湯でした☆☆☆☆☆
さらに異様な雰囲気を醸し出していたのがこの休憩所。
なんというか…奥様は怖がって近づけないほどの異様な空気で。。。
綺麗にしてあれば、広くていい休憩所なんでしょうが、、、確かにちょっぴり怖かったm( ~o~ )m
外壁や中には、教えやら教訓みたいな文章が書かれておりました。
意外と癖になりそうな温泉…
横須賀に移住したら、常連になってるかも。。。
帰りに「補助券」なるものをいただきました。10枚集めると1人1回入場できるというもの。
絶対に集めたい!と思ったのでした。
施設情報(2008年5月現在)
住 所 | 神奈川県三浦郡葉山町下山口230 |
電 話 | 0468-78-8377 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定 休 日 | 毎週水曜日 / 他お正月休み、お盆休みなど |
形 態 | 日帰り入浴施設 |
浴 槽 | 貸切内風呂×1(もうひとつの貸切風呂は休止中) |
備 品 等 | 洗面器 / 手桶 / お湯かきまぜ棒 / 固形石鹸 |
料 金 | 500円 |
情 報 | |
源泉情報(2008年5月現在)
※成分表の掲示なし
コメント